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無垢の木材や柿渋などの自然素材を使って快適な住宅・店舗づくりをめざす住宅設計工房OAKS。設計から施工まで。

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年末恒例おもちつき(2006.12)

12/30 晴れ。我が家の年末恒例おもちつきです。
今年も無事に過ごせたことを感謝しつつ、前日から準備。
当日の朝には老いも若きも集まって、合計100kgほどの餅米を、
古式ゆかしく薪で蒸し、石臼と杵でつきあげます。

白餅の他に、黒豆餅、七味唐辛子餅、粟餅、海老餅、ヨモギ餅…。
毎年この日だけしか会うことのない人たちもいて、
餅を丸めながらおしゃべりもはずみます。

12年もやっていると、最初は素人だった友人達も餅つきの腕を上げ、
作業の手早いこと。
今では臼とり(餅を返す役。これが結構難しい)の達人となった友人が
初心者に手ほどきしたり、おじいちゃんおばあちゃん達が若手に知恵を授けたり。
餅つきの技術が、我が家の庭で継承されていく様子がうれしい。

子供たちは、餅をほおばっては遊びに駆けて行き、
おなかがすくと又戻ってきて餅を食べ、と祭りの日のように一日中遊んで食べて。
仲間がいっぱいで実に楽しそうです。
少子化とはどこの話かというほどの活気でした。
初めて来た子が「ねえ、ここは幼稚園?」と真顔で尋ねていました。

様々な年齢の子供達がごちゃまぜになって遊んでいる様子には、
希望 を感じます。

大日山

大日山より

頂上より大峰山系

杉林

洞川温泉

稲村ガ岳 登山 (06.11)

奈良・大峰山系の一つ、稲村ガ岳(1726m)に登りました。

前夜は洞川温泉に宿泊。
温泉につきものの歓楽街もない、小さな温泉街ですが、
古い木造の修験道の行者の宿が軒を連ね、独特な雰囲気があります。
宿にはそれぞれ縁側があり、非常に開放的なつくり。(そのため部屋は寒い…)
夜には提灯に灯がともり、障子から明りがもれて、
質素ながら、あでやかな雰囲気となります。

翌朝、8:45登山スタート。
歩行距離は往復で18km、標高差は860m。

いつものように末っ子が先頭に立ち、彼のペースに合わせて登ります。
標高1200mくらいまでは、杉の林の中、なだらかな登りで、やや単調。
先頭を行く我らが隊長は闘志がわかないようで、ペースが上がりません。
「こんなんで日没までに帰りつけるのか…」と心配になってきた頃、
景色は変わり、自然林の明るい道に。

やがて稲村ガ岳の頂上の手前に、もう一つのピーク、
大日山(1689m)の尖峰が姿を現しました。
山高帽を伏せたような異様な山です。
このピークはパスして、稲村の頂上に向かうこともできたのですが、
「ここは崖とクサリであぶないで」と聞くと、子らはがぜん元気になり、
「行こ、行こ!」。
ここからペースが上がります。
時折のぞく谷間は絶壁。はるか下から風が吹き上げます。
木の根がからみついた岩を登り、大日山の頂上へ。
しんどい思いをして登った甲斐のある、素晴らしい眺めです。
こんな高いところまで、自分の足で登って来たのが信じがたいくらい。

大日山から稲村ガ岳頂上までは、20分ほど。
大峰山系が見晴らせます。
頂上で出会ったおじさんが、「ぼく、ようここまで登って来たな」と、
さっき拾ったという鹿の角を息子にくれました。
5歳くらいの鹿だったのでしょう。
角は意外に重くて鋭く、リュックが破れないようにとタオルでくるんだら、
タオルに穴があいてしまいました。
ただの飾りではないのだと、実感。
息子には、立派な勲章となりました。

頂上での休憩も5分くらいで、あわただしく下山します。
山の日暮れは早く、小雨もぱらついてきました。
子供たちも「やばい」雰囲気が伝わったか、ピッチが上がり、体重が軽いので
下りの速いこと。大人はなんとかついていくという感じです。
4時頃にはすでにあたりは薄暗くなり、
ようやく登山口のアスファルトの車道が見えた時には、ほっとしました。

登山口には、役の行者のお母さんが奉ってある「母公堂」があります。
「お疲れさま」と、接待してくださったおぜんざいと熱いお茶であたたまり、緊張がほぐれました。
ふだん特別に信仰心があるわけではないのですが、
大きな自然に接したあとは、自分の無力を感じ謙虚な気持ちになるようです。
皆の無事を感謝して、手を合わせました。

また、伊勢で釣り(06.12)

暮れも押し迫って忙しいはずなのに、またもや伊勢へ釣りに出かけました。
冬なので釣果はあまり期待せず、のんびり釣糸を垂らします。

浅い所は水温が低いので、やはり餌の食いが悪く、
釣果は、7、8cmのイワシ10匹ほど。
夕食時に宿で唐揚にしてもらいました。
小さいので食べやすく、ビールのアテにぴったりでした。

帰路では、以前から何となく気になっていた上野の忍者屋敷へ寄り道。
「しょぼい」という評判は聞いていましたが、結構面白かったです。
どんでん返しの壁、階段に早変りする押入の棚板…。
右の写真は、敷居の一部をはずすと、縁側の板が持ち上がるようになっており、
そこに忍者たちは大切なモノを隠していました…と、明るく解説する忍者の青年。
敷居と障子が、鍵の役目をしています。
今度お客様に提案してみようか…。

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