業務は、基本設計、見積書の提示のあと、ご契約、実施設計、各種申請、施工という手順で進めますが、
基本的には、ご契約までは費用が発生することはありません。
見積書を吟味していただいた上で、ご契約いただくか否かを、判断いただくことになります。
見積書は、使用する部材や数量など、できるだけわかりやすく明記するよう心がけておりますが、
不明な箇所は、実物サンプルや詳細図にて補足説明を差し上げます。
但し、築年数の古い建物の改修工事など、着工前の予測が不可能な工事の場合は、
見込みによる概算見積でご契約いただき、着工後出来高清算させていただくこともあります。
見積金額は、誠意をもって提示しています。
安く仕入できるものは安く、費用のかかるものはその費用を明記いたします。
見積の金額は、業務の維持と、それに従事する者の生活を支えるという側面からも、
根拠ある金額を算出しているつもりでおります。
日々業務の合理化を心がけ、過大な宣伝広告や必要以上の営業活動などに経費をかけることなく、
お客様からいただいたお金がその現場に十分に反映しているかを自問自答しながら、
業務をすすめています。
工期は、責任をもって施工する立場から、無理のない十分な余裕をお願いしております。
OAKの日本名はいわゆる「カシ」です。
樫というと日本原産で、古来より硬い木の代名詞とされてきました。
桧や杉、松が建築材料として日本の建築を形作ってきたのに対し、
樫は縁の下で日本建築を支えてきたともいえます。
比重が重く、硬くて強い樫は、かんなやのみ、玄能の柄などほとんどの
道具の材料として使われてきました。
桧は、木肌の色艶の美しさ、香りの良さといい、日本が世界に誇る建築材料です。
その桧を創り出してきたのが、道具としての樫かもしれません。
丈夫でタフ、厳しい使用にも耐え、
親から子、子から孫へと受け継がれていく。
そんなイメージをOAKSにもって仕事をしていきたいと思っています。
私達オークスでは、「住む人のための家」をコンセプトに、
木造住宅の設計施工を中心に仕事をすすめています。
「住む人のための家」。当たり前のようで、実はそうでない家がよくあります。
外観のデザイン性ばかりを重視した「建築家のための家」、
必要ないほどの大きな材木をいたるところに使った「大工さんのための家」、
安物の建材ばかりで貼り合せた「工務店のための家」など、
街には見受けられます。
私達が考えているのは、「住む人の家を住む人といっしょに作る」という、
ごく当たり前のことです。
住む人とは、プランづくりはもちろんのこと、
可能ならば現場の仕事もいっしょにやっていければ、との願いを持っています。
住み手の想いを具現化する。
そのために専門家としてあらゆる面からアドバイスをする。
そしてその思いを専門職として形にする。
家が完成するまで、プランする過程、施工の過程も大切にしていきたいと考えています。
住宅の設計及び施工
OAKSでは、在来工法(軸組工法)による木造住宅を中心に、設計・施工を行なっています。
また、敷地の選定、法令調査、地盤の調査、各種申請など、建築の前提となる業務も行ないます。
お客様のライフスタイルに合わせた快適なプラン、ムク材や自然塗料など健康に配慮した材料を提案いたします。
プランの検討にはじっくり時間をかけてお客様と相談し、間取りや材料、デザインを吟味し、
ご納得のいくプランを作り上げることを目指しています。
基本的には、当社で施工させていただくことを前提に設計をすすめ、基本設計ができた段階で、工事の見積りを行ないます。
その後、工事のご契約をさせていただいてから実施設計を行い、設計図書及び1/50の模型を作成します。
ご希望があれば、材木や建材の仕入れにも同行いただけます。
工事は、当社で全て監理して行ない、工事中は全工程にわたり、施工写真を撮影し、
お引渡しの時にアルバムにしてお渡しします。
お客様ご自身で施工・仕上げされたい部分などあれば、大歓迎ですので、どうぞご相談ください。
Eメールによる工事報告をご希望の方には、タイムリーな施工写真と解説をつけて配信いたします。
(その一部を本HPで公開しています。「家ができるまで」 をごらんください。)
住宅の増改築・リフォーム・外構工事
ムク材などの自然素材を使ったリフォームを得意にしています。
戸建住宅・マンションのリフォームやその他、小さな内装工事から大規模な増床工事まで
お受けいたしております。
新築同様、プランや建築材料の吟味にじっくりと時間をかけてご相談いたしております。
店舗新装・改装の設計・施工
出店計画や営業展開等も含めて相談させていただきます。
内外装工事のみならず、什器や小物まで、手作りのオリジナルなものをご提案しています。
… 店舗の施工例は こちら
不動産コンサルティング業務
建築敷地の選定、又は不動産の有効活用、土地・建物の売買の仲介など、不動産業務も取り扱います。
また、地元の不動産業者とのタイアップにより、地域に密着した情報の提供をしています
OAKSでは、建築基準法及びその関係法規はもとより、
住宅金融公庫の技術水準(「フラット35技術水準等の解説」平成18年2月発行)を基準に設計し、
新築の場合は、多少間取りや開口部(窓など)、外観デザインなどに干渉しますが、
住宅性能表示の耐震等級 2 の強度を推奨しています。
また全棟、国土交通大臣指定保険法人(財)住宅保証機構の「まもりすまい保険」に加入します。
増改築など公的な申請が不要な工事についても、同様の基準で設計した上で、
細部については、「建築工事標準仕様書・同解説JASS11 木工事」(日本建築学会
編)及び、
「木造住宅の耐震診断と補強方法」(財団法人日本建築防災協会 発行)の基準をよりどころに、
各現場の状況を吟味した上での、よりよい施工を目指しております。
建築主の方の同意が得られれば、可能な限り施工の細部まで情報を公開し、
建築をお考えの方のみならず、設計者、施工者など専門知識をお持ちの方からの
ご質問・ご指摘・意見交換などを積極的に求めています。
これにより、現場の施工の充実、弊社の技術レベルの向上、
ひいては業界全体のレベルアップに貢献できればとの希望を持ってます。
無垢の木材や柿渋などの自然素材を使って快適な住宅・店舗づくりをめざす住宅設計工房OAKS。設計から施工まで。