薪ストーブ メンテナンス講習会


6月1日、笠取山中のキャンプ場で行なわれた
「薪ストーブ メンテナンス講習会」に参加しました。
京都の薪ストーブ販売店「京阪エンジニアリング」さんが毎年顧客向けに
開催されているイベントです。

ストーブ本体のメンテナンス、消耗部品の交換の仕方、
煙突掃除の仕方が
実演されました。

すがすがしい初夏の緑陰のもと、200名を超える薪ストーブ・ユーザーが集まり
熱心にドアパッキンの外し方、取り付け方に見入ったり、
色々な質問が飛び交ったり。
皆さん薪ストーブを大事に愛用され、
火のある暮らしを楽しんでいらっしゃる様子が伝わってきます。

ネスターマーティン社製(ベルギー)やヨツール社製(ノルウェイ)
のストーブは
触媒を使わないクリーンバーン方式なので、
メンテナンスも容易です。
前面ドアのパッキンが消耗してきたら、取り替えるだけ。
パッキンの溝が深くなっているので、取替も楽なようです。
また、ガラスの掃除は固く絞って水ぶきか、それでも煤が取れなければ、
灰をつけて拭く程度。
ガラスクリーナーの出番はあまりなさそうです。

ストーブにたまっている灰はどうするか。
メーカーによっては、灰をきれいに取り除くようすすめるところもありますが、
灰はアルカリ性なのでストーブ内に残しておいた方が
さびが出なくてよい、という意見もあり。
ならば、易きに流れましょう。

煙突掃除も、専用のブラシとポールを使えば簡単。
ストーブの口元と、ダブル煙突になっている部分のバンドを外して
自在煙突部分のビスを3つ外すだけで、室内部分が取り外せます。
1シーズン焚いて、どれだけの煤がついているか、検証するのが楽しみです。

会場では、メンテナンスの講習の他にも、薪ストーブでピザを焼いたり、
チェンソーや斧の試用もあったり、コンサートもあったりと
薪ストーブ愛好家のお祭り、といった雰囲気でした。
気持ちのよい緑の中で、一日のんびりと過ごさせていただきました。